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8月23日 朝日新聞「やかましい発言、文脈上「詳しい」ではない―専門家」より、


「 「消費者がやかましい」と発言した太田農水相に対し、自民党の麻生太郎幹事長が「関西以西の人はみんな言う。うるせーという意味じゃない。よく知っているという意味だ」と擁護した。二人とも福岡県選出の衆院議員。本当にそういう意味なのか、方言の専門家に聞いてみると――。」(江崎憲一、田中久稔)


朝日新聞は、わざわざ多くの方言の専門家に問い合わせているのである。以下は、すべて朝日新聞の取材である。


「九州方言研究会」を主宰する福岡教育大の杉村孝夫教授(方言学)
「確かに「やかましい」には方言で「詳しい」という意味があるが、文脈を考えると、「詳しい」という意味には受け取りにくい」


「日本方言大辞典」(小学館)
「長崎市で使われる「やかましい」の意味として「難しい、複雑だ」に加えて、「好事趣味などに凝っていて詳しい」と記されている。」


国立国語研究所
「「『詳しい』という意味の方言も、元々『騒がしい。煩わしい』などという意味から転じて用いられたもの」と指摘。「『国民がやかましい』と言った場合、国民に対して尊敬の念というより、用心しなければいけないというニュアンスが含まれていると理解するのが一般的。ほめことばとは取れない」」


元福岡地検副検事の松崎真治さん
福岡での普段の会話では、物事に詳しいことを『やかましい』とは言いません。博多弁が間違った意味で広まったら迷惑」


と、よくもまぁねちねちとしつこく聞いて回っているのである。


もちろん、私も、太田大臣の発言については、国民をコケにしているとしか聞こえない。


しかし、気になるのは朝日新聞の対応だ。政治家の発した言葉の意味については識者に聞いて回っているが、自分たちの使った表現が人様からどうとられるかについてはついに専門家に聞いていない。


自分たちが何をしたかすっかり忘れているのである。


以下を読んでもらいたい。同じ朝日新聞の8月2日「本社回答に「納得」 素粒子問題で犯罪被害者の会」からである。


「朝日新聞社は同日、「死に神という表現が犯罪被害者遺族の方々にどんな気持ちを起こさせるか思いが至らなかった」として「適切さを欠いた表現だった」と回答した。

 代表幹事の岡村勲弁護士は会見で、朝日新聞社の回答について「いろいろな思いがあるが、納得しました」「大臣であっても、死に神と言われればぞっとしますから(使わないでほしい)」と述べた。

     ◇

 全国犯罪被害者の会からの4点の質問項目に対する朝日新聞社の回答は次の通り。

 ▼「永世死刑執行人」、「死に神」という言葉の意味は

 「永世死刑執行人」というのは、6月18日付夕刊の素粒子の1項目目にある将棋の「永世名人」から連想し、筆者が考え出した言葉であり、比喩(ひゆ)です。「死に神」も同じように比喩です。その意味合いは「人を死に誘うような神」「人を死に至らしめるような神」ということですが、用語の意味を説明するだけでは、その言葉を使った意図についてご理解いただけないと思います。

 このような表現になったのは、鳩山法相がほぼ2カ月おきに死刑の執行を命じ、就任から1年足らずで執行数が13人になったということだけではなく、これまでの回答で繰り返しご説明しているとおり、その前の法相の発言があったからでした。

 法相の死刑執行命令は法に基づくものであり、鳩山法相が命令したことをもって「死に神」と批評したものではなく、執行命令自体を批判するつもりはありません。

 「死に神」という表現に対しては、読者の方々から「法相は職務を全うしているだけだ」「ふざけすぎだ」というようなご意見がたくさん寄せられました。

 弊社としましては、もっともなご意見だと受け止めております。

 ▼13人の死刑が多いとすると、何人ならよいのか、死刑囚の数が増え続けてもよいということか

 13人の死刑が多いと言っているのではありません。最近の法相の中で執行数が多いと指摘したものです。件数が適正でないと言っているわけではありません。凶悪な事件が増え、死刑判決が増えれば、執行数も当然、増えていくと思います。

 ▼死刑執行に対しては法務大臣のどこが慎重さを欠いたのか、慎重にするためにはどうすべきであったか、慎重の内容は何か

 「朝日新聞社は死刑廃止の立場はとっていません。そのうえで、死刑は人間の生命を絶つ究極の権力行使であるため、執行にあたっては慎重のうえにも慎重な対応を求めてきています」という先の回答に対するご質問だと思います。

 

鳩山法相が慎重さを欠いたと言っているわけでは決してありません。死刑確定後、法務省は裁判記録をもう一度調べ、判決に疑問がないかを確かめると聞いています。そうしたことに念には念を入れてほしいという趣旨です。

 ▼死刑確定後は遺族の存在を忘れるのは、なぜか

 「死に神」という鳩山法相に向けた表現が犯罪被害者遺族の方々にどのような気持ちを起こさせるかについては、思いが至りませんでした。犯罪被害者遺族の方々だけでなく、どのような人にどんな思いを起こさせるかについても、考えが及んでいませんでした。職業や立場によっては、まるで自分のことを言われたようだと受け取った人がいました。「死に神」という言葉そのものに不快な気持ちを抱いた人もいました。

犯罪被害者遺族をはじめ多くの方々からのご批判を踏まえたとき、適切さを欠いた表現だったと言わざるを得ず、出稿の責任者である論説副主幹は「自らの不明を恥じるしかありません」と述べています。弊社としても同様に受け止めています。

 犯罪被害者遺族の方々が凶悪事件の被告に死刑判決を求めたり、確定死刑囚の執行を望んだりするお気持ちについては十分理解しております。そのことも重ねて申し上げます。

 以上、回答とさせていただきます。ご理解をお願い申し上げます。 」


読むとわかるが、自分たちの表現がどうであったか専門家の意見は全く聞かず、独善的に判断しているのである。


・それだけではない、なんと!「用語の意味を説明するだけでは、その言葉を使った意図についてご理解いただけないと思います。」と言っているのである。


すなわち、私たち(朝日新聞)の文章は難解すぎてレベルの低い人たちには理解できないと言っているのである。難解なのは文章がへたくそなだけだが、完全に自分たちはレベルが高いがお前たち(このブログの筆者である私も含めた朝日新聞以外のすべて)はレベルが低いと言っているのである。


これは偏見でもうがった見方でもない。なぜなら、
朝日新聞は、1991年には堂々と、「私の意見は朝日新聞の受け売りです」というコピーで売り出していたのだ。


これはつまり、「ものを考える力は、我々朝日新聞にしかない、お前たちには考える力などなく単なる記憶マシーンだ」と言っているのだ。朝日新聞は謝罪しようと何も変わっていないのである。


・「鳩山法相が命令したことをもって「死に神」と批評したものではなく、執行命令自体を批判するつもりはありません」といっているが、「死に神」が結局何を指していたのか全く答えていない。なぜ、専門家の意見を聞かないのだろう。もちろん、百パーセント鳩山法相(当時)を指すと言われるからだ。


しかし、太田大臣、麻生幹事長の発言だけはしつこく専門家に聞いて追究しているのである。


・「この回答は、朝日新聞がこれまで死刑執行について慎重な対応を求めてきたという一般論です。」一般論であるならば、なぜ、鳩山法相(当時)だけを名指しで、批判したのだろうか、なぜそのことについて専門家の見解を求めないのか!


・「鳩山法相が慎重さを欠いたと言っているわけでは決してありません。死刑確定後、法務省は裁判記録をもう一度調べ、判決に疑問がないかを確かめると聞いています。そうしたことに念には念を入れてほしいという趣旨です」


 「死刑確定後、法務省は裁判記録をもう一度調べ、判決に疑問がないかを確かめると聞いています」というのなら、法務省が慎重さを欠いているとは言えないはずだ。念には念を入れてほしいというが法務省は念には念を入れており、そのことを朝日新聞自体が認めているのである。「念には念を入れている」組織に「念には念を入れて欲しい」というのは何も言っていないと言いたいとしか思えない。


要は「死に神」発言はなかったことにしてくれと言っているのだ。


朝日新聞は、さっさと自分たちの不当な表現は忘れ他人の言葉狩りに血道を上げている。彼らの言葉狩りの執拗さと激しさと陰湿さは、彼らの唯一の生き甲斐であり、彼らの存在理由から来るのであろう。こういう人間たちが学校でいじめを繰り返していたのだろうか。(ただし、繰り返し書くが、私も太田大臣に腹を立てている。ただ、朝日が批判できる筋合いではないと書きたいのだ)


結局、朝日新聞は未だに天動説を信じ、世界の中心に朝日新聞が君臨しているという考えを維持しているのである。

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