タレント高樹沙耶のHPがひっそりと更新されている。「お知らせ」には、以下のような記載がある。ただ、彼女のブログ「高樹沙耶のlaniだより」は6月27日を最後に更新されていない。
わたしは、地球環境問題は全人類社会にとっての重大な問題だと考えている。むろん、地球が温暖化しているかどうか、温暖化しているとして、その主因は二酸化炭素なのかどうか、など議論があるとことは承知している。
それでもなお、地球環境問題をダシに使う人間がいることを絶対に絶対に許容できない。
まず、彼女のHPを見てみたい。なお、お知らせの更新は8月13日21時と思われる。
「 私達はこのたび、千葉県南房総市にギャラリー&カフェ「風流」をオープンさせることになりました。
このギャラリー&カフェは、近くの鴨川市で昨秋収穫された稲藁で作ったストローベイルを使い、国産材にこだわった木造平屋建て。現在は基礎工事が進行中。藁積みと土塗りの作業は、参加していただける皆様と一緒に手作業でつくります。
誠に勝手ながら、作業が思ったより早く進んでしまい、18日を持ちまして終了させていただくこととなってしまいました。
参加してみたいと思っていただいた皆様、
そしてご参加のご連絡をいただきました皆様、
本当に申し訳ございません。
また、違った形でワークショップなど開催していく予定でございます。
ぜひ、楽しみにおまちくださいませ。
」
となると、18日には、ストローベイル宮殿もとい、ストローベイルハウスでの作業は終了しているはずである。終了記念というわけではないが、彼女の大嘘を暴いていきたい。
このブログでも彼女のブログについていちど取り上げたことがあるが、あまりにひどすぎるのである。以前取り上げた、彼女の滅茶苦茶な言いがかりに関しては、ふたたびはとりあげない。
つまり、自分たちで、作った無農薬野菜の食事を提供しながら、フェアトレード商品を販売するという今はやりの言葉を並べていながら、その実、自分が何を言っているかわかっていないということなどである。
自分たちで作った無農薬野菜を提供するということは、直ちに、外国で野菜を作って輸出したいと思っている貧困に苦しむ人々の農作物を排斥することを意味する。
その一方でフェアトレードを謳うのである。自分にとって、都合のいい時だけフェアだというわがままな言動である。ちなみに彼女はフェアトレードを謳いながらプロの左官屋さんは高いと断言している。
こういったことは省略する。
1.「プロの左官屋さんを頼めば高いお金がかかります」(6月27日彼女のブログ)の大嘘を暴く!
これは、確実な大嘘である。
日本には、彼女のようなド素人の元へ行かなくてもきちんとしたストローベイルハウスの作り方を勉強できるところがある。
それが、NPO法人 日本ストローベイル協会である。
以下、日本ストローベイル協会様のHPのQ&Aから引用させていただく。
「Q4
工費は?
建築の総工費とは、単純計算すれば [材料費+人件費]ということになります。
セルフビルトの場合は、自分で工事を行った分だけ当然[人件費]が減額になります。
注文住宅の場合は、アメリカでは一般住宅(2×4住宅)よりも高価です。壁工事に多くの[人件費]がかかるからです。
日本ではまだ専門業者がありませんし、標準仕様というものもないので、坪単価を単純計算することはむずかしい状況です。
専門の設計者が指導し、一般の建築業者に100%施工発注するとすれば、[在来木造住宅の工費]+[ストローベイル壁工事費]が必要となります。
しかしオープンシステムという施工発注方式をとれば、[在来木造住宅並みの工費]に収めることも可能です。このシステムは、元請け建築業者1社に100%施工発注をするのではなく、大工、基礎、設備、ストローベイル工事などを各専門業者に、施主直接が分離発注するものです。
施主自身が施工に介入することより、中間利益(材料費と人件費の両面)をカットすることが出来ます。また施主自身がストローベイル工事を担当することも可能になります。」
これでわかっただろう。工費は在来木造住宅並みにすることができるのである。そもそも、このインターネット時代に、ストローベイルハウスを作ってみたい人は、まずインターネットで調べるのが当たり前だ。そうすればすぐに、発見できる。
第一、高樹沙耶のようなど素人の元に行かなくても、日本ストローベイルハウス協会が、きちんとしたセミナーやワークショップを開催しており、何年間も実績がある。
日本ストローベイルハウス協会のセミナーの実績
2008年
第14回 那須高原セミナー 2008年03月09日(日)
2007年
第13回 那須高原セミナー 2007年10月21日(日)
第12回 那須高原セミナー 2007年09月09日(日)
第11回 サマーギャザリング 2007年07月27日(金)~28日(土)1泊2日
第10回 那須高原セミナー 2007年03月25日(日)
2006年
第9回 藁屋根を葺く会 2006年10月29日(日)
第8回 サマーワークショップ 2006年08月21日(月)
第7回 那須高原セミナー 2006年08月20日(日)
第6回 那須高原セミナー 2006年04月23日(日)
2005年
第5回 那須高原セミナー 2005年09月24日(土)
第4回 那須高原セミナー 2005年08月28日(日)
第3回 那須高原セミナー 2005年07月10日(日)
第2回 那須高原セミナー 2005年06月26日(日)
第1回 那須高原セミナー 2005年06月05日(日)
たった1日、あるいは2日間できちんと学習することができるのである。HPにはセミナーの報告や体験談も掲載されている。
また、こうもある。
「Q8
素人でもセルフビルトは可能ですか?
壁式の場合は、大型の積み木細工のようなものですから、素人でも家作りの概念が理解しやすいので、他の工法よりは容易だと思います。しかし基礎、設備、屋根、建具工事などは一般の工法と同じですから、それなりの建築知識は必要でしょう。
非壁式の場合は、構造部分はプロに頼み、ストローベイル壁はセルフビルトするというのが現実的ではないでしょうか。
セミナーやワークショップへの参加で、ストローベイル工法を学ぶことをお勧めします。
Q9
建築の依頼はどこにしたら良いのでしょうか?
日本ストローベイルハウス協会にご連絡下さい。
専門の設計者を紹介します。
またストローベイル工事のインストラクターや施工チームの派遣をします。
日本ではまだストローベイルハウス建築の専門業者はありませんが、専門の建築家が指導、監理すれば、一般の建築業者(大工、工務店、建築会社など)でも施行可能です。
設計料は一般の建築と同じです。」
これでどうして、たくさんの人から「一般の住宅をストローベイルで
建てたいのだけれどどうしたらいいのかわからないので
見せていただけないかという話をいただきました。」ということになるのだろうか。3人をいっぱいと数えているのか?
2.高樹沙耶は都合のいい時だけエコを考えている!
日経エコロミー(2007年10月5日)の稲本正 氏(オークヴィレッジ代表)によると、同年の9月23日に筑紫哲也 氏が学長を、稲本氏が副学長を務める、富山県魚津市にある「森のゆめ市民大学」で対談をしたという。
氏の「森と人の懸け橋」の「高樹沙耶さん・野口健さんとの出会いで感じた環境活動家の条件」によると、「富山の飛行場に降り立った高樹さんは、」とある。ならば、飛行機を使って長距離移動をし、たくさんの排出ガスを出し、たくさんの排熱をおこなったということだ。
サイクリングがてら自転車で行けばいいではないか!行かなくても、インターネットで対談してもいいのである。はるばる富山県までエコを全く考えずに出かけて、何がエコだというのか!
「ニュージーランドやオーストラリアで、マオリ族やアボリジニーの人々との交流を通して、人間にとって持続可能な環境を作り出すことの重要性を知る「パーマカルチャー」の考えなどをもとに、自然のシステムに即して生きていくライフスタイルを提案している。」
マオリ族やアボリジニーが移動手段に飛行機を使って環境を汚染させながら、千葉の白浜から富山県魚津市まで行くよう習ったというのか?馬鹿も休み休み言え!
イギリスならば、公共放送のBBC(英国放送協会)が、首相の休暇の長期旅行を批判するように許されない行為だ。二酸化炭素が地球温暖化の原因でないとしても許されない。
それは、飛行機の排熱で地球を温暖化しているからである。
私は、地球環境問題があるにせよ必ずしも個人の旅行などのことまでは本来いうべきでないのは百も承知している。
しかし、彼女が、アボリジニーに学んだなどど言って都合のいい時だけ、環境問題を売り物にする以上黙っているわけにはいかない。
そもそも彼女のカフェは、「地域に根ざし、新たなつながりを生むことをめざす」ものであるはずだ。どうして、しょっちゅう何の必要もない長距離移動をして地球を汚染するのか。ちっとも、地域に根ざしてない。
彼女は、月曜から金曜のフジテレビ系「ハピふる!」(フジテレビ系)で野島卓フジテレビアナウンサーと石本沙織フジテレビアナウンサーとともに総合司会をしている。
地球環境を考えると長距離移動はできないし、地域に根ざさないといけないから、この番組は、当然千葉から放送されているのだろう!
地域に根ざすといいながら、なぜか生まれ故郷の浜松でもないところにいることも本当に解せない。
「これらの実体験はテレビ朝日の『素敵な宇宙船地球号』でも紹介された。この影響もあってか、高樹さんはフジテレビの朝の情報番組にてメイン司会者を務めることになった。」(稲本正 氏「森と人の懸け橋」)
これでは、エコブームで仕事をとるために「地球環境」について考えているとしか思えない。
せっかく全国の皆様方から心暖かくも厳しいご指摘をいただきながら、どうして自分の非を認めることができないのか?
[2回]
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