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「送別会で複数の女性にセクハラ行為をしたとして熊本放送局長を解任、減給処分を受けたNHK元職員が7月に子会社の制作会社「NHK情報ネットワーク」(JN、東京都渋谷区)に再就職していたことが分かった」


「元職員は社会部出身。
07年4月熊本放送局長を解任。放送総局付
07年6月ライツアーカイブセンターに異動
08年6月定年退職
08年7月報道系の子会社JNに雇用
エグゼクティブ・プロデューサー(幹部クラス)
担当業務 ニュース原稿のデータベース化


JNのコメント「これまでの経験や仕事ぶりから必要な人材だと判断した。懲戒処分を受けて制裁は済んだと考えている」


NHK広報局のコメント「個別の人事には答えられない」」


「JNはNHKが株式の約7割を保有し、社長や常勤取締役6人はすべてNHKのOB」(以上 8月14日付 毎日新聞より抜粋)


NHK情報ネットワークの概要
株式会社エヌエイチケイ 情報ネットワーク
本社所在地 〒150-0047 東京都渋谷区神山町9番2号
電話番号:03-3481-1191
FAX:03-3481-1195
URL:
http://www.nhk-jn.co.jp


役員
代表取締役社長 平田哲 元NHK総務局長
専務取締役 原正年(国際事業) 元NHK札幌放送局副局長
常務取締役 村山慎一 (経営企画) 元NHK新潟放送局長
常務取締役 倉見芳和 (スポーツ) 元NHK報道局スポーツ担当局長
常務取締役 矢島純(番組制作・デジタル放送) 元NHK視聴者総局企画開発室長
常務取締役 鈴木芳夫(企画事業) 元NHK考査室長
取締役 瓜林裕治(番組制作・デジタル放送担当) 元NHKラジオセンター長
取締役(非常勤)冷水仁彦 NHK報道局長
取締役(非常勤)佐藤俊行 NHK国際放送局長
取締役(非常勤)山﨑健治 (株)NHKエンタープライズ取締役
監査役(非常勤)春日平 NHK総合企画室〔関連事業〕統括担当部長


「熊本市内で行われた職員らの歓送迎会の2次会で女性スタッフの体に触ったとして減給処分にな」ったという。(8月15日付 日刊スポーツ)


このセクハラ元局長は、セクハラという卑劣な行為をしたくせに実名も出ていない、肩書きに変更があったという以上どういう不利益があったのか全く不明だ。給料を1円減らしただけでも減給は減給だ。これのどこが制裁を受けたと言えるのだろうか?しかも、しっかり退職金までもらっている。


NHK情報ネットワークのコメントがひどい。「これまでの経験や仕事ぶりから必要な人材だと判断した」というが、
セクハラ行為をしてはならないというのは、社会人1年生さえ知っていることだ。いや、社会人になる前の学生だって生徒だって知っていることだ。


ということは、この
セクハラ局長は社会人1年生未満の能力しかないということだ。それどころか社会人になる前の学生にも生徒にも劣った能力しかないのである。


そのセクハラ元局長が必要な人材というのは、いったいどれだけNHKは人材がいないのだろうか。あるいは、社会人1年生未満でもつとまるような仕事しかないということだろう。社会人になる前の学生・生徒未満の能力しかなくてもできることを「仕事」と勘違いしているのである。


ならば、その対価など支払う必要ない。NHKには仕事などといえるようなレベルのものは存在しないからだ。つまり、NHK職員は貴族階級に位置しているのである。


しかし、NHKの大甘さは本当にひどい。古い話だが、橋下徹 大阪府知事が就任間もなく、NHKの生放送に遅刻した時、藤井彩子アナウンサーに「遅刻した」と散々誹謗されたことに対して、
日向秀実総局長が、「橋下知事とアナウンサーは高校の同級生で、場を和ませる意味で言ったようだ。だが、知事には理解されなかった」(2月20日 日刊スポーツより)


橋下知事は理解なされなかっただろう。当然だ!仕事に私情を絶対に持ち込んではならないのは、仕事をする人間の第一の鉄則である。いかに、頭脳明晰な橋下知事でもこんなことも身についていない人間がいようとは思うはずがない。


しかし、総局長ともあろうものがこんなかばい方をするとは、たしかにNHKは社会人でなくても充分「仕事」ができる組織なのだろう。お金がほしくなったら、情報を使ってインサイダー取引、ストレスがたまれば、放火で憂さを晴らし、不倫、殺人なんでもあれ。あきれてものが言えない。


ここまでして守らなくてはならない公共放送とはいったい何なのだろう。


と、思ったらそれだけではなかった。世論の関心が北京オリンピックに向いている時に、こっそり情報を流した方がダメージが少ないとNHKは考えたのだろうか?


「元山口放送局長は06年6月、経費の精算を怠っていたとして退職。翌年10月から関連団体「NHKサービスセンター」の契約職員としてNHKの視聴者コールセンターで働いている」(8月15日付 サンケイスポーツ)

「元富山放送局長は06年10月に停職3カ月の懲戒処分を受け、同月依願退職した。だが昨年11月、番組に問題がないか審査する考査室が、報道番組を中心に月20本程度を視聴して意見を提出する「専門モニター」として1年間の委嘱契約を結んだ」(8月16日付 毎日新聞)


「NHK広報局は、元富山放送局長について「依願退職して責任を取り、報道で社会的制裁も受けた。知識と見識を発揮してほしいと思い契約した」」(8月15日付 サンケイスポーツ)


開いた口がふさがらない。
万引きとは窃盗のことだ。そのような凶悪犯のどこに知識と見識があるというのか、ばれずに盗む知識が必要とでも言うのだろうか。しかし、この男は捕まっているのである。捕まらずに盗む知識や見識はない!


そもそも、懲戒処分を受けたとはいいながら、依願退職だから、退職金はしっかりもらっているのである。さらに、NHK傘下の組織に雇用されているのであれば、退職金を定年退職前にいただくことができたということだから、恩典に等しい。これのどこが懲戒なのか全くわからない。


しかし、窃盗犯の知識や見識が必要とは、どこまでレベルの低い組織なのだろうか?

 

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